演題

OP-223-1

胃癌ESD後腫瘍遺残危険因子の検討

[演者] 谷口 堅:1
[著者] 永吉 茂樹:1, 足立 利幸:1, 久永 真:1, 崎村 千香:1, 野中 隆:1, 徳永 隆幸:1, 森野 茂行:2, 北島 知夫:1, 蒲原 行雄:1, 前田 茂人:1, 田川 努:2, 藤岡 ひかる:1
1:国立病院長崎医療センター外科, 2:国立病院長崎医療センター呼吸器外科

(目的)胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(以下ESD)施行後、非治癒因子陽性により胃切除を施行した症例の腫瘍遺残危険因子を検索する。(対象と方法)当院における2001〜2014年7月のESD後胃切除施行61例。年齢、性別、肉眼型、部位、ESD腫瘍径、ESD切除径、ESD組織病理学的深達度、脈管侵襲、断端、組織型を検討。(結果)腫瘍遺残は12例。ESD腫瘍径20 mm以上が遺残群で有意に多く(p = 0.032)ロジスティック回帰分析で危険因子との傾向(p = 0.07)。腫瘍深層遺残例2例切除組織でmicropapillary carcinoma(以下MPC)浸潤を認めn(+)で全てMPCを伴う。MPCは腫瘍遺残例で有意に高頻度(p = 0.046)。(考察)ESD腫瘍径20 mm以上、MPCが腫瘍遺残危険因子と考えられた。MPCは乳癌、肺癌、膀胱癌などで報告されており、胃癌も2008年以来自験例を含め41例の報告がある。頻度は1%程度とまれだが悪性度が高く、ESD、縮小手術など低侵襲治療を行う際は要注意と考える。
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