演題

OP-222-7

胃癌治療における術中出血と予後との関連についての検討

[演者] 市川 大輔:1
[著者] 有田 智洋:1, 庄田 勝俊:1, 藤田 悠司:1, 平本 秀一:1, 濱田 隼一:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 森村 玲:1, 村山 康利:1, 小松 周平:1, 塩崎 敦:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 中西 正芳:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科

【背景】術中出血と胃癌の予後について検討し,血液成分中に含まれうる因子の癌進展への影響についても検討を行った.【方法】1)肉眼的根治術を行った進行胃癌患者540名を対象に術中出血量と予後との関連を検討した.2)胃癌細胞株を用いて,血漿成分添加による中皮細胞との接着能ならびに癌細胞由来exosome添加による中皮細胞への接着能と癌細胞の浸潤能への影響について検討した.【結果】1)高出血群に有意に腹膜播種(P)を多く認めたが,他の再発との相関は認めなかった.多変量解析では出血量は独立因子とならなかったが,各T因子において高出血群にP再発を多く認めた.一方,輸血の有無とPとの間に相関は認めなかった.2)血漿添加による癌細胞の中皮細胞への接着能の亢進を認め,一方,培養液中exosome添加による中皮細胞との接着能ならびに癌細胞の浸潤能の亢進も認めた.【結語】術中出血がP再発を促進する可能性が示唆され,出血量を減らす努力の重要性が再認識された.
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