演題

OP-222-6

幽門側胃切除後再建法は? - Roux-en-Y法とBillroth I法との比較検討 -

[演者] 足立 利幸:1
[著者] 谷口 堅:1, 永吉 茂樹:1, 久永 真:1, 前田 茂人:1, 蒲原 行雄:1, 野中 隆:1, 北島 知夫:1, 徳永 隆幸:1, 藤岡 ひかる:1, 崎村 千香:2
1:国立病院長崎医療センター外科, 2:長崎大学移植・消化器外科

【背景】幽門側胃切除後の再建術式としては、Roux-en-Y法(以下RY)またはBillroth I法(以下B-I)が一般的である。近年、残胃癌発生の危険性を軽減する可能性、腹腔鏡下胃切除術の普及に伴う鏡視下再建の簡便さからRYを行う施設が多い。しかし、RYでは胆道結石の治療あるいは胆道系検査における困難性が問題である。今回、当科におけるRY、B-I再建症例について検証した。【結果】術後12ヶ月後の体重減少率、術後アルブミン値推移、術後合併症、胃内視鏡所見、残胃発癌頻度においてRYとB-Iに有意差は認めなかった。一方胆道結石発生の頻度はRY有意に多かった。【まとめ】RY、B-I再建の比較検討では、合併症発生率・短期栄養状態・残胃所見などでは有意差はなかった。しかし、胆道結石合併例はRY群が有意に多く、胆道系検査あるいは治療の観点からは胃切除後再建法としては注意を要することが示唆された。
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