演題

OP-221-7

当科における腹腔鏡下胃切除術後の膵液瘻に関する検討

[演者] 川上 悠介:1
[著者] 金高 賢悟:1, 米田 晃:1, 虎島 康洋:1, 足立 智彦:1, 曽山 明彦:1, 日高 匡章:1, 北里 周:1, 藤田 文彦:1, 高槻 光寿:1, 黒木 保:1, 江口 晋:1
1:長崎大学移植・消化器外科

(はじめに)膵液瘻発症の危険因子について腹腔鏡下胃切除術に絞って検討.(検討)膵液瘻群を術後1日目、2日目の腹水アミラーゼ値が1000以上または臨床的に膵液瘻と診断したものと定義.2009年1月より2013年12月までの腹腔鏡下胃切除症例(D1以上郭清)159例の患者背景、病理学的因子、手術因子と膵液瘻との関連を検討.(結果)膵液瘻症例19例、非膵液瘻症例140例、膵液瘻発生頻度は12.0%.患者背景や胃癌病理学的因子で膵液瘻の危険因子となる検討項目なし.術式(胃全摘術vs 幽門側胃切除(p=0.016)と手術時間(454.4±111分 vs 384.5±93.6分, p<0.01)、入院期間(44.6±44.7日vs22.2±11.6日, p<0.01)に有意差あり.BMIや内臓脂肪、リンパ節郭清度に両群間の有意差なし.(考察)胃全摘術、長時間手術では膵損傷の機会増加につながると考察.腹腔鏡使用下では従来の報告より危険因子であるBMIや内臓脂肪量、膵上縁リンパ節郭清などの検討項目に影響を及ぼさない可能性を示唆.
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