演題

OP-221-6

胃癌術後膵液瘻の危険因子の検討—脂肪膵の観点から

[演者] 佐藤 雄哉:1
[著者] 井ノ口 幹人:1, 大槻 将:1, 藤森 喜毅:1, 小林 建太:1, 樋口 京子:1, 小嶋 一幸:2
1:東京医科歯科大学胃外科, 2:東京医科歯科大学低侵襲医学研究センター

はじめにメタボリックシンドロームに伴う高BMIや高VFAは胃癌術後膵液瘻の危険因子である。メタボリックシンドロームに伴い膵へは脂肪浸潤が起こると言われている。造影CTを用いて脂肪膵の程度を定量化し、胃癌術後膵液瘻の発生との関連について検討した。方法対象は2012年2月~2014年3月に当院で術前造影CTを施行し、根治的胃切除術を施行した胃癌患者79例。脾臓のCT値(S)をコントロールとし、膵のCT値(P)との比(P/S)と差(P-S)を計算し、ROC(receiver operating characteristic)解析を用いてP/SとP-Sの術後膵液瘻予測の脂肪膵のカットオフ値を求めた。術後膵液瘻の危険因子を解析した。結果術後膵液瘻は6例(7.6%)に見られた。単変量解析ではhigh VFA、low P/S、low P-Sが術後膵液瘻の危険因子であった。多変量解析ではlow P/S、low P-S(オッズ比: 10.2、13.2)が術後膵液瘻の有意な危険因子であった。結論脂肪膵は胃癌術後膵液瘻の危険因子である。
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