演題

OP-221-5

胃癌術後の膵液漏に対するドレーン排液アミラーゼ濃度測定の意義

[演者] 伊藤 眞廣:1
[著者] 若月 幸平:1, 松本 壮平:1, 田仲 徹行:1, 右田 和寛:1, 國重 智裕:1, 中出 裕士:1, 中島 祥介:1
1:奈良県立医科大学消化器・総合外科

【目的】胃癌術後膵液漏(PF)に対する排液アミラーゼ濃度(D-AMY)の意義につき検討した【対象と方法】2009年から12年に当院で胃切除術を施行した321例を対象とした.PFとPOD1,3のD-AMYの関係につき検討【結果】男/女,224例/97例.平均年齢67.1歳.全321例中21例にPFを認めた.PF群のD-AMYはPOD1/3で,それぞれ8500(338-49350)IU/L /9700(77-62889)IU/L,非PF群では1320(50-31200)IU/L /580(36-18830)IU/Lであった.ROC曲線のAUCは,POD1,3でそれぞれ0.772,0.785.至適cut off値はそれぞれ796,848IU/L,その際の感度/特異度/陽性的中率/陰性的中率はそれぞれ85.7%/60.7%/13.8%/98.3%,60.0%/89.8%/35.3%/96.1%.D-AMY低値でもPFを生じる症例や,逆に高値にも関わらずPFを発症しない症例も認めた.またD-AMY高値のためにドレーン抜去が遅延し,遅延が原因と思われる逆行性感染を来たした症例も認めた. 【結語】PF診断のための,D-AMY値測定の意義は乏しい.
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