演題

OP-221-3

腹腔鏡下幽門側胃切除・Roux-en Y再建における大網を利用した簡便・確実なPetersen’s defectの閉鎖方法

[演者] 平原 典幸:1
[著者] 松原 毅:1, 百留 亮治:1, 川原 大輔:1, 藤井 雄介:1, 梶 俊介:1, 谷浦 隆仁:1, 田島 義証:1
1:島根大学消化器・総合外科

はじめに大網を用いた簡便で確実なPetersen’s defect(以下,PD)の閉鎖方法を報告する.方法Roux-en Y再建後,結腸に残存付着した大網を挙上空腸の左側,横行結腸の尾側に下垂させ,その横行結腸中央付近に付着する大網をPDの左側から右側に通して横行結腸の頭側に配置する.次いで拳上空腸の腸間膜切離縁の空腸断端近傍,間隙を通した大網の上縁側,さらに横行結腸間膜の腸管付着部近傍の3点を結節縫合する.この糸を患者の頭腹側に牽引しながら3-0 V-Locを用いてTreitz靭帯付近からPDを連続縫合する.まず拳上空腸間膜の切離縁根部側に糸を刺入し,次にPDを通した大網,続いて横行結腸間膜に糸を刺入し,連続縫合の開始点とする.この順序で各組織にV-Locを刺入し,連続縫合にて運針を進めることでPDは完全に閉鎖される.本手技の利点は,連続縫合したV-Locの糸目の間隙も大網によって完全に補填されることである.結語本術式を胃癌症例41例に施行し,合併症は全く認めていない.
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