演題

OP-221-2

Petersenヘルニアの診断・治療のコツ− ~不名誉な合併症の被害を最小限に~

[演者] 倉橋 康典:1
[著者] 藤田 悠介:1, 杉本 敦史:1, 坂本 享史:1, 石田 あい:1, 太治 智愛:1, 吉川 潤一:1, 中村 達郎:1, 多田 正晴:1, 白潟 義晴:1, 澤田 尚:1, 牧 淳彦:1, 水野 惠文:1
1:兵庫県立尼崎病院外科

胃切除後RY再建では,Petersen’s defect(以下PD)に内ヘルニアを生じうる.2006年1月~2014年7月に当院でRY再建を施行した全674例中(うち,開腹術(以下OS)563例,腹腔鏡手術(以下LS)111例),PHは9例(1.3%)であった.初回手術のOS対LSは2例:7例であり,発生率はOS:0.36%,LS:6.3%と有意にLSで高かった(p<0.0001).診断ではCTでのwhirl signが重要であるが,注目すべきは SMVの回転・途絶の有無であり,その回転方向により,陥入方向をほぼ確実に予測することができ,腹腔鏡下解除術においては有用な術前情報となる.治療は,腹腔鏡下解除術を第一選択とする(9例中4例に施行).腹腔鏡手術では,腸管配置の把握が難しいため,陥入方向を確実に予測して,迷いなく陥入腸管を引き戻すことが重要となる.術前CTのSMV回転方向に加えて,術中のTreitz靱帯の位置により陥入方向を確定することができ,安全な解除が可能となる.
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