演題

OP-220-7

胃癌におけるHER2発現の免疫組織化学的検査とホルマリン固定時間の検討

[演者] 来嶋 大樹:1
[著者] 吉野 茂文:1, 兼清 信介:1, 飯田 通久:1, 硲 彰一:1, 星井 嘉信:2, 岡 正朗:1
1:山口大学消化器・腫瘍外科, 2:山口大学大学院医学系研究科病理形態学分野

【はじめに】胃癌のHER2検査(IHC法)では、ホルマリン固定時間は6時間以上72時間以内が推奨されている。実臨床では72時間以上の固定となる場合がしばしばあり、胃癌のHER2発現の免疫組織化学的検査とホルマリン固定時間を検討した。【対象・方法】2007年~2011年の胃癌切除45例を対象とした。同一症例で摘出直後に腫瘍の1部を採取してホルマリンに24時間固定した標本①と手術終了後にホルマリンに固定し、主治医の判断で後日、病理検査に提出した標本②でIHC法(ベンタナI-VIEWパスウェーHER2キット)を用いHER2発現を比較検討した。【結果】標本②の平均固定時間は209.6時間であった。②で固定時間が6~72時間(適正固定標本)であったのは9例、72時間以上(過固定標本)のものが38例であった。判定一致率は適正標本で75%、過固定標本では73%であった。【結語】ホルマリン過固定標本でもHER2判定が正しく評価できる可能性が示唆された。
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