演題

OP-220-3

HER2陰性癌細胞に対するHER2細胞外ドメインによる非機能性HER2抗原遺伝子修飾とTrastuzumabを用いた分子標的光免疫療法を併用した治療戦略

[演者] 石田 道拡:1
[著者] 香川 俊輔:1, 下山 京子:1, 竹原 清人:1, 渡邉 めぐみ:1, 菊地 覚次:1, 黒田 新士:1, 野間 和広:1, 岸本 浩行:1, 田澤 大:2, 田邊 俊介:1, 小林 久隆:3, 藤原 俊義:1
1:岡山大学消化器外科, 2:岡山大学病院新医療研究開発センター, 3:アメリカ国立がん研究所

TrastuzumabはHER2陽性胃癌に有効であるが、HER2陽性率や単独奏効率が低いことが問題とされる。それらの問題に対し、HER2細胞外ドメイン(HER2-ECD)による非機能性HER2抗原で遺伝子修飾するアデノウイルス(Ad-HER2-ECD)とTrastuzumabに光感作物質を結合したTrastuzumab-IR700(Tmab-IR700)による分子標的光免疫療法(PIT)の併用効果を検討した。まず、HER2陰性胃癌細胞(MKN1,MKN45)においてAd-HER2-ECDによるHER2-ECDの発現を確認し、Tmab-IR700のPITによる選択的かつ即効的な抗腫瘍効果を確認した。またHER2陰性胃癌腹膜播種モデルの検討では、併用群で有意差をもって腹膜播種抑制と生存延長効果を認めた。この治療戦略は標的抗原の有無に関わらず分子標的療法が適応でき、さらにPITの強力な抗腫瘍効果が得られる可能性が示唆された。
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