演題

OP-220-2

胃癌症例における腫瘍抗原特異的血清抗体診断の開発

[演者] 島田 英昭:1
[著者] 谷島 聡:1, 大嶋 陽幸:1, 名波 竜規:1, 鈴木 隆:1, 鷲澤 尚宏:1, 大塚 誠子:1, 船橋 公彦:1, 金子 弘真:1
1:東邦大学医療センター大森病院一般・消化器外科

【目的】腫瘍抗原を分子標的とする胃癌患者血清抗体検出法の研究システムを確立した。【対象と方法】p90, p53, HSP70, RalA, KM-HN-1, HCC-22-5の6抗原に対するELISAシステムを試作した。健常者血清抗体価の平均値+2SDを基準値として陽性率を算出した。次に、治療前の血液検体348例を用いて複数の血清抗体を併用した場合の最大陽性率を算出した。【結果と考察】単独陽性率は、p90;9.8%, p53;15.2%, HSP70;13.8%, RalA;9.2%, KM-HN-1;10.1%, HCC-22-5;7.5%であった。複数抗体併用での陽性率は、p53, HSP70, RalA, KM-HN-1, HCC-22-5の5抗原併用では31.6%であり、p90, p53, HSP70, RalA, KM-HN-1, HCC-22-5の6抗原併用では35.1%であった。血清抗体は、従来の分泌型腫瘍マーカーとの重複が少ないことから、従来あらゆる腫瘍マーカーが陰性であった症例において治療経過のモニタリングに有用である可能性が高い。
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