演題

OP-220-1

胃癌術式選択における背景粘膜のメチル化異常の臨床的意義

[演者] 齊藤 正昭:1
[著者] 鈴木 浩一:1, 清崎 浩一:1, 井本 博文:1, 渡部 文昭:1, 田中 宏幸:1, 谷山 裕亮:1, 辻仲 眞康:1, 高田 理:1, 宮倉 安幸:1, 野田 弘志:1, 力山 敏樹:1
1:自治医科大学さいたま医療センター外科

【背景】同時性多発胃癌の症例において、残胃の癌の発生を考慮し幽門側や噴門側胃切除術を選択するか胃全摘術を選択するか判断に迷うことが多い。今回の検討では、単発胃癌症例および同時性多発胃癌症例におけるセントロメア領域反復配列の脱メチル化異常を比較検討し、潜在的な胃癌易罹患性が見いだせるかを検討した。【対象と方法】症例は2001年1月から2010年12月までに当施設で施行した胃癌症例のうち、研究への同意が得られた103例。【結果】単発胃癌症例(S群)は80例、同時性多発胃癌症例(M群)は23例であり、年齢中央値はそれぞれ71歳、64歳と有意にM群が有意に高齢であった。セントロメア領域反復配列(Satelliteα)の脱メチル化レベルはS群で1.022、M群で1.451であり、有意にM群で高値であった。【まとめ】以上の結果より、Satellite RDLは胃癌易罹患性のマーカーとしてその有用性が期待されるものと考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版