演題

OP-219-5

胃癌における核HSP110の発現は癌進行と抗癌剤感受性に関与する

[演者] 木村 明春:1
[著者] 横堀 武彦:1, 金 泉:1, 白 図雅:1, 木暮 憲道:1, 矢野間 透:1, 鈴木 雅貴:1, 豊増 嘉高:1, 緒方 杏一:1, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科

【背景】Heat shock proteins (HSP)は熱などのストレス条件下に発現し,分子シャペロンとして機能している。これまでHSP110変異体をマイクロサテライト不安定性を示す結腸直腸癌患者で同定し,この過剰発現によって,抗癌剤に対する感受性が増加することを報告されている。胃癌におけるHSP110の研究はまだなされていない。【対象と方法】胃癌手術患者210例の組織マイクロアレイの免疫染色でHSP110の発現を評価した。胃癌細胞株のHSP110発現を抑制し,抗癌剤感受性との関連を評価した。【結果】HSP110高発現群の患者は低発現群の患者と比較して有意に予後不良であった(P=0.0169)。胃癌細胞株においてHSP110を抑制すると抗癌剤の感受性が増加した。【結論】既存の抗癌剤に治療抵抗性の患者に対してHSP110が新たな感受性マーカーおよび新規分子標的治療薬となる可能性が期待された。
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