演題

OP-219-4

マイトファジー機構の破綻により, ROS /HIF-1α経路が活性化され、胃癌浸潤能が増強される

[演者] 志田 雅明:1
[著者] 北島 吉彦:2, 田中 智和:1, 馬塲 耕一:1, 三宅 修輔:1, 脇山 幸大:1, 中村 淳:1, 井手 貴雄:1, 柳原 五吉:3, 能城 浩和:1
1:佐賀大学一般・消化器外科, 2:国立病院東佐賀病院, 3:国立がん研究センター研究所

(背景)マイトファジーは、ミトコンドリア特異的なオートファジーである。(目的)低酸素環境における胃癌細胞のマイトファジー誘導と浸潤能亢進との関連について検討した。(方法)胃癌細胞株は58As9、MKN74を使用し、低酸素環境(1%O2)(~48時間)で培養した。Western blot analysisにより、HIF-1α発現量とマイトファジー誘導評価を行った。活性酸素(ROS)測定をフローサイトメトリーを使用した。癌浸潤能評価は、in vitro invasion assayを行った。(結果)低酸素環境においてHIF-1α発現量ROS産生量は58As9がMKN74に比し有意に高値を示した。ままた、58As9は、p62発現、LC-II/I比は不変であり、マイトファジーの障害をみとめ、浸潤能がMKN74より有意に亢進していた。(結論)58As9では、マイトファジー機構が破綻しているため、低酸素環境下でのROS産生を制御できず、HIF-1αをさらに安定化させ、高浸潤能を示す可能性が示唆された。
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