演題

OP-219-3

Paclitaxel耐性胃癌細胞株における形質転換の検討

[演者] 岡崎 充善:1
[著者] 伏田 幸夫:1, 柄田 智也:1, 木下 淳:1, 尾山 勝信:1, 廣瀬 淳史:1, 岡本 浩一:1, 中沼 伸一:1, 酒井 清祥:1, 牧野 勇:1, 中村 慶史:1, 林 泰寛:1, 井口 雅史:1, 中川原 寿俊:1, 宮下 知治:1, 田島 秀浩:1, 高村 博之:1, 二宮 致:1, 北川 裕久:1, 藤村 隆:1, 太田 哲生:1
1:金沢大学消化器・乳腺・移植再生外科

【背景】HIF-1(低酸素誘導因子-1)は低酸素化で活性化され、VEGFの転写を誘導するとされる。化学療法によりHIF-1が誘導され、腫瘍内部の血管が増加し、腫瘍の増大・転移に関与しているとされる。今回、我々は耐性株におけるHIF-1とVEGFとの関連を検討した。【方法】親株MKN45にPaclitaxelを低濃度より暴露させ、徐々に濃度上昇することにより耐性株rMKN45-PTXを作成した。MKN45とrMKN45-PTXにおける、HIF-1・VEGFの発現、in vivoにおける皮下腫瘍増殖能や腹膜播種形成能を評価した。【結果】1) 最終濃度Paclitaxel20nMで維持することで、IC50:36nM、RI:6.1の耐性株rMKN45-PTXを作成に成功した。2) 親株に対し耐性株は増殖能を有し、HIF-1・VEGFが高発現していた。3) in vivoにおいて親株に対し耐性株は有意に皮下腫瘍増殖能や腹膜播種形成能を認めた。【結語】腫瘍細胞が抗癌剤抵抗性を獲得するうえで、HIF-1およびVEGFの発現が関与していると考えられた。
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