演題

OP-218-8

ヒト胃癌におけるRing box protein-1(RBX1)発現の臨床的意義

[演者] 右田 和寛:1
[著者] 松本 壮平:1, 若月 幸平:1, 田仲 徹行:1, 伊藤 眞廣:1, 國重 智裕:1, 中出 裕士:1, 中島 祥介:1
1:奈良県立医科大学消化器・総合外科

【背景と目的】今回,ヒト胃癌におけるRing box protein-1(RBX1)の臨床的意義を検討した.【対象と方法】術前未治療胃癌症例145例の切除標本を抗RBX1特異抗体で免疫組織染色を行った.また,RNA干渉法を用いて,ヒト胃癌細胞株MKN45,MKN74のRBX1発現をノックダウンした.【結果】1.RBX1発現と臨床病理学的因子との関連を検討したところ,壁深達度,遠隔転移,静脈侵襲においてRBX1陽性率に有意差を認めた.2.5生率はRBX1-high群54.9%,RBX1-low群85.1%とRBX1-high群は有意に予後不良(p<0.001)3.RBX1-highは独立予後不良因子であった.4.RBX1-high群は術後再発のリスクが高く,特に血行再発のリスクが高かった.5.RBX1陽性率はKi67陽性率と有意な正の相関を示した.6.RBX1発現のノックダウンにより,MKN45,MKN74いずれにおいても増殖能が有意に抑制された.【結語】RBX1はヒト胃癌の増殖,転移において重要な役割を担っている可能性が示唆された.
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