演題

OP-218-6

胃癌におけるオートファジー関連蛋白p62の臨床病理学的検討

[演者] 増田 剛:1
[著者] 八代 正和:1, 笠島 裕明:1, 田内 幸枝:1, 徳本 真央:1, 木下 春人:1, 福岡 達成:1, 森崎 珠美:1, 櫻井 克宜:1, 豊川 貴弘:1, 久保 尚士:1, 田中 浩明:1, 六車 一哉:1, 大平 雅一:1, 平川 弘聖:1
1:大阪市立大学腫瘍外科

オートファジーはがんの発生や増殖進展に関与することが報告されている。オートファジーにより分解される分子のp62は、乳癌や肺癌にて認められ、予後との関連が報告されている。今回我々は、胃癌におけるp62の臨床病理学的検討を行った。当科で手術を行った胃癌症例(542例)を材料に、免疫組織学的染色によりp62の発現を評価し、臨床病理学的背景について検討した。p62陽性は123例、陰性419例であった。両群間で臨床病理因子に関して比較を行ったところ、低分化型、スキルス型、深達度、リンパ節転移と有意に相関関係を認めた。5年生存率に関しては、陽性例は陰性例に対し有意に生存率が低かった。胃癌症例全体の多変量解析ではp62陽性は独立予後因子とはならなかったが、リンパ節転移陽性stageII/III症例においては独立予後因子となった。p62は胃癌の悪性度に関与する因子であり、p62はリンパ節転移陽性胃癌において有用な予後予測因子となる可能性がある。
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