演題

OP-218-2

Dihydropyrimidinase-like 3発現と胃癌悪性度に関する検討

[演者] 神田 光郎:1
[著者] 大屋 久晴:1, 清水 大:1, 高見 秀樹:1, 橋本 良二:1, 岩田 直樹:1, 小林 大介:1, 田中 千恵:1, 山田 豪:1, 藤井 努:1, 中山 吾郎:1, 杉本 博行:1, 小池 聖彦:1, 野本 周嗣:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科

【背景】Dihydropyrimidinase-like 3 (DPYSL3)は接着因子のひとつであり、悪性腫瘍においては転移能調節因子として働くが、癌腫により転移促進的あるいは抑制的に作用すると報告されており、胃癌における役割は不明である。【方法】胃癌細胞株で、DPYSL3と関連遺伝子のmRNA発現を調べた。238例の胃癌切除検体を対象に、DPYSL3のmRNAおよび蛋白発現度を解析し臨床病理学的因子との相関性を検討した。【結果】DPYSL3 mRNA発現度はVEGF、FAK、EZRと有意な正の相関を認めた。癌部のDPYSL3 mRNA発現度はStage IVの症例で高値であった。免疫染色法によるDPYSL3蛋白染色強度は、mRNA発現度と相関していた。DPYSL3高発現はリンパ節転移、CY陽性、Stage IVに有意な相関を示し、多変量解析で独立予後不良因子であった。R0切除症例で、DPYSL3高発現群は有意に無再発生存期間が短縮していた。【結語】DPYSL3発現は、新規胃癌進展バイオマーカーとなりうることが示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版