演題

OP-217-7

胃癌における新規の癌関連遺伝子SMYD2の癌化機構の解明と臨床応用

[演者] 今村 泰輔:1
[著者] 小松 周平:1, 市川 大輔:1, 平島 相治:1, 永田 啓明:1, 川口 耕:1, 宮前 眞人:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 森村 玲:1, 村山 康利:1, 塩崎 敦:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 中西 正芳:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 津田 均:2, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科, 2:防衛医科大学校病態病理

【背景】胃癌で有用な診断・治療標的分子は未だ少なく、更なる探索が必要である。SMYD2 (1q41) はin vitro解析で癌遺伝子として可能性が報告されているが(Nature2006)、胃癌での臨床的意義は明らかでない。【対象】胃癌細胞株7種及び当院で治癒切除した連続147症例の臨床検体を用いた。【結果】1)胃癌細胞株7種中5種(71%)にSMYD2過剰発現を認めた。SMYD2高発現株のNUGC4、HGC27株を用いて、特異的siRNAによりDTLをノックダウンしたところ、コントロール群と比較し両株ともに細胞増殖、遊走、及び浸潤能が抑制された。2)臨床検体によるSMYD2特異抗体を用いた免疫組織学的解析では、高発現群(56例)で、低発現群(91例)に比べ、ly陽性、深達度高度、リンパ節転移陽性、再発が有意に多く、予後不良であった。多変量解析でSMYD2は独立した予後因子となった(p= 0.0021, HR 4.3)。【総括】SMYD2は胃癌の悪性度・予後に関連する新規の癌関連遺伝子候補である。
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