演題

OP-217-6

次世代シーケンサーを用いた癌細胞由来遊離DNAの定量的検出による胃癌の術後経過モニタリング

[演者] 浜川 卓也:1
[著者] 黒川 幸典:2, 宮崎 安弘:2, 高橋 剛:2, 山崎 誠:2, 宮田 博志:2, 中島 清一:2, 木村 豊:1, 大里 浩樹:1, 瀧口 修司:2, 加藤 菊也:3, 森 正樹:2, 土岐 祐一郎:2
1:市立堺病院外科, 2:大阪大学消化器外科, 3:大阪府立成人病センター

【背景】血中遊離DNA断片のうち癌と同じ体細胞変異を有するcirculating tumor DNA(ctDNA)は,癌の病勢を知る新たな指標として期待されている.【方法】進行胃癌患者の原発巣におけるTP53変異をdirect sequenceで調べた.変異を同定した患者の術前・術後の血漿を用い,次世代シーケンサーIon PGMで変異点を標的領域とするtargeted deep sequenceを行い,ctDNAの定量的検出を行った.次世代シーケンサー用癌遺伝子パネルを用いた原発巣の変異解析を追加した.【結果】原発巣の解析では10/42例(24%)にTP53変異を同定した.血漿の解析ではStage IIIC, IVの3例で術前血漿からctDNAを検出可能であり,治療経過中のctDNA定量値の推移は切除や再発などの腫瘍病勢と合致していた.癌遺伝子パネルでは原発巣21/22例に何らかの体細胞変異の候補を検出可能であり,上記3例ではTP53以外の遺伝子でもctDNAを追跡しえた.【結語】ctDNAは胃癌術後の経過観察に有用である可能性が示唆された.
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