演題

OP-217-5

胃癌患者におけるFACSを用いた末梢血循環癌幹細胞検出の試み

[演者] 渡辺 徹:1
[著者] 奥村 知之:1, 福田 卓真:1, 祐川 健太:1, 平野 勝久:1, 山口 哲司:1, 小島 博文:1, 森山 亮仁:1, 関根 慎一:1, 橋本 伊佐也:1, 渋谷 和人:1, 北條 荘三:1, 松井 恒志:1, 吉岡 伊作:1, 堀 亮太:1, 長田 拓哉:1, 塚田 一博:1
1:富山大学消化器・腫瘍・総合外科

【はじめに】近年末梢血循環癌幹細胞(Circulating tumor stem cells,以下CTSC)が注目されている.今回胃癌患者におけるCTSCをFACSにて検出したので報告する.【対象と方法】2014/4~8に当科に入院した胃癌患者15例の末梢血を処理後FACSにて測定した.抗EpCAM/CD44抗体両陽性をCTSC群とし病理学的因子と比較した.また進行癌2例のCTSCをsortingし蛍光観察を行い,化学療法施行患者のCTSCを経時的に測定した.【結果】平均CTSC値は早期/進行=40.1/87.4 (p=0.0304),pT1/2-4=24.0/87.1(P=0.0289)、pN-/+= 61/79(P=0.3443),ly-/+=86.3/60.4(P=0.6460),v-/+=28.6/85.1(P=0.0439)であった.sorting後の蛍光観察でN/C比の高い異型細胞が確認され,化学療法にてCTSCは漸減した.【結語】進行例ほどCTSCが多く存在し,血行性転移再発に関わる可能性を示唆する.またCTSCは化学療法の治療効果を示唆しうる.今後,CTSC予後因子としての有用性を検討したい.
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