演題

OP-217-4

胃癌末梢血におけるバイオマーカーとしてのSTC-1発現の臨床的意義

[演者] 有上 貴明:1
[著者] 上之園 芳一:2, 石神 純也:2, 大久保 啓史:1, 貴島 孝:1, 柳田 茂寛:1, 内門 泰斗:1, 奥村 浩:1, 盛 真一郎:1, 夏越 祥次:1
1:鹿児島大学腫瘍制御学消化器外科, 2:鹿児島大学分子応用外科学

【背景】Stanniocalcin(STC)は、カルシウム・リン酸調節において重要な役割を担っている糖タンパクホルモンである。近年の研究でSTC発現が腫瘍の浸潤や転移の過程に関連していることが報告されている。今回、胃癌においてSTC family の一つであるSTC-1の末梢血における発現と臨床病理学的因子との関係について検討した。【対象】当科にて手術を行った切除胃癌93例の術前末梢血液を対象とした。コントロールとして健常者の末梢血液検体も使用した。【方法】STC-1 mRNAの発現は、定量RT-PCR法により評価した。【結果】胃癌患者におけるSTC-1発現は、健常者に比較して明らかに高値であり(P=0.003)、69.9%で発現陽性であった。さらに臨床病理学的因子との関係ではSTC-1陽性群は有意に深達度、ステージと相関していた(P=0.032、P=0.013)。【考察】胃癌における末梢血中のSTC-1発現レベルの検索は、悪性度を予測する上で重要なマーカーとなる可能性が示唆された。
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