演題

OP-217-3

切除不能胃癌における生検組織と血中遊離癌細胞におけるHER2発現の検討

[演者] 大久保 啓史:1
[著者] 上之園 芳一:1, 有上 貴明:1, 柳田 茂寛:1, 松下 大輔:1, 原口 尚士:1, 有馬 豪男:1, 平原 徹志:1, 西薗 由香:1, 石神 純也:1, 夏越 祥次:1
1:鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科

【背景】胃癌では、組織でのHER2診断は免疫染色とFISH法で不一致例が存在する。当科は、CellSearchシステムにて、切除不能進行胃癌で、60%以上がCTC陽性と報告してきた。【目的】CTC検出し、蛍光免疫染色でのHER2発現(C-HER2)とFISHでのHER2発現(C-FISH-HER2)を、主病巣のIHC、FISH診断と比較検討する。【対象・結果】切除不能進行胃癌で、CTC陽性10例が対象。組織生検を、IHCとFISH法にてHER2陽性を診断、CTCは蛍光免疫染色とFISH法で評価した。【結果】CTC陽性10例のうち、C-HER2陽性率60%、C-FISH-HER2陽性率40%、組織HER2陽性率40%。C-HER2とC-FISH-HER2の一致率80%、組織HER2とC-HER2の一致率60%、組織HER2とC-FISH-HER2の一致率60%であった。CTCでのHER2は、蛋白とDNAで発現に有意に相関を認めた。【結語】組織HER2陰性でもC-HER2、C-FISH-HER2が陽性となる症例が存在し、CTCにおけるトラスツズマブによる効果が期待できる症例の適応拡大の可能性がある。
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