演題

OP-217-2

高度進行胃癌の化学療法における血中循環癌細胞の数とHER2発現の変化

[演者] 上之園 芳一:1
[著者] 有上 貴明:1, 柳田 茂寛:1, 大久保 啓史:1, 貴島 孝:1, 松下 大輔:1, 有馬 豪男:1, 奥村 浩:1, 石神 純也:1, 帆北 修一:2, 夏越 祥次:1
1:鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科, 2:慈愛会今村病院外科

進行再発胃癌における血中循環癌細胞(CTC)を検出しHER2発現(CTC -HER2)および化療によるCTC数変化を検討.方法: 71例を対象.化療前に生検でHER2組織診断(T-HER2).CTCは化療前後のCellSearchにより磁気ビーズ標識の抗EpCAM抗体でCTC分離、CK、DAPI、CD45とHER2を蛍光免染で評価.化療前後でのCTC数,CTC-HER2数の変化を評価,T-HER2,CTC-HER2による予後を検討.結果: CTCは67.6%で検出,37.5%がCTC -HER2陽性.CTC -HER2陽性個数が50%以上は29.2%,組織T-HER2陽性22.9%. CTC-HER2陽性細胞50%以上とT-HER2の一致率77.1%(p=0.03).化療前後のCTC変化は43.7%で減少,21.1%で増加し,画像診断と相関.T-HER2陽性全例でトラスツズマブを併用し,化療前後のCTC-HER2数は81.8%で減少.T-HER2陽性の予後は有意に良好(p=0.042).結語: CTCおよびCTC-HER2を定量的に測定することで抗癌剤,分子標的薬の奏功が評価でき,CTC-HER2陽性にもトラスツズマブが有用となる可能性がある.
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