演題

OP-215-1

食道癌リンパ節診断におけるMRI拡散強調像の有用性と臨床的意義

[演者] 花岡 俊晴:1
[著者] 河野 世章:1, 首藤 潔彦:2, 大平 学:1, 当間 雄之:1, 郡司 久:1, 成島 一夫:1, 石井 清香:1, 磯崎 哲郎:1, 藏田 能裕:1, 松原 久裕:1
1:千葉大学先端応用外科, 2:帝京大学市原病院外科

食道癌のリンパ節診断には,質的診断が必要といわれている. MRIの拡散強調像(DWIBS)は質的診断に優れている.そこでCTとDWIBSの併用で診断能を検討した.対象は食道扁平上皮癌の手術症例 61例.CT診断では感度40%,特異度87.0%,陽性的中率 43%正診率78%であった.CTにDWIBSを併用した場合,感度48%,特異度97%,陽性的中率82%,正診率88%となり感度、陽性的中率は上昇した.13例の前向き検討では感度 50%,特異度89%,陽性的中率46%,正診率82%,となり陽性的中率は低下した.また今回67例に対しリンパ節転移と再発率を検討した.DWIBSでリンパ節転移陽性群、陰性群で再発率に有意差をみとめたが,CT診断の2群では有意差を認めなかった.また,DWIBSでリンパ節転移陰性群のうち組織学的に転移陽性、陰性の2群では有意差を認めなかった.以上より組織学的に転移陽性リンパ節をみとめてもDWIBSで転移陰性と診断されている場合,再発に対する影響は少ない可能性があると考えられた.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版