演題

OP-213-3

食道ESD後狭窄に対するステロイド局注の意義と病理学的検討

[演者] 渡邉 幸博:1
[著者] 合川 公康:1, 野中 康一:2, 石田 慎悟:1, 鷲尾 真理愛:1, 岡田 克也:1, 岡本 光順:1, 宮澤 光男:1, 小山 勇:1
1:埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター外科, 2:埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター内科

背景:ESD後の食道狭窄に対して、ステロイド局注や全身投与などが行われているがその病理学的なメカニズムは未だ不明である。目的:動物実験にて、食道の全周性ESD後狭窄に対するステロイド局注の意義を検討した。方法:雑種ブタ(n=6)に食道全周性ESD(長径2cm)を施行。これらを経過観察群(n=3)(以下NT群)、ステロイド局注群(n=3)(ST群)に振り分けた。ST群は計5回のステロイド局注を施行した。結果:NT群ではすべて2週間後には食道にピンホール状の狭窄をきたしていた。ST群では治癒機転が遅かったものの狭窄の程度は経過観察群と比較すると弱く、経口摂取も通常量が可能であった。病理学的にはST群では筋層内の線維化が乏しく、この線維化は筋線維芽細胞の増殖と関連していた。考察:ステロイド局注は食道ESD後潰瘍の治癒過程において筋層内の線維化を抑制し、狭窄の程度を軽くする可能性が示唆された。
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