演題

SY-14-4

腹腔鏡下肝尾状葉領域切除の有用性とその開腹手術への応用

[演者] 飯室 勇二:1
[著者] 岡田 敏弘:1, 末岡 英明:1, 裵 正寛:1, 近藤 祐一:1, 中村 育夫:1, 宇山 直樹:1, 鈴村 和大:1, 麻野 泰包:1, 平野 公通:1, 藤元 治朗:1
1:兵庫医科大学肝胆膵外科

腹腔鏡下肝切除の特徴として、その拡大視効果に加え、肝臓背側からの観察が容易である点が挙げられる。特に尾状葉領域の肝切除では、グリソン枝・短肝静脈枝の処理が直視下に安全に施行可能である。【対象】2008年1月~20014年6月に当科で施行された尾状葉切除17例(男性11例、女性6例)。開腹:11例、腹腔鏡下:6例。手術時間、術中出血量、術後合併症、術後在院日数、総入院医療費を両群で比較した。【結果】手術時間(p<0.01)、術中出血量(p<0.01)、術後在院日数(p<0.01)、総入院医療費(p<0.01)は、開腹術に比べ腹腔鏡下手術で有意に抑制された。また、腹腔鏡下手術で合併症は見られなかったが、開腹術で2例に難治性腹水貯留を認めた。【考察】腹腔鏡下尾状葉切除術の低侵襲性・安全性が示唆され、開腹下尾状葉切除においても、腹腔鏡下での尾状葉支配グリソン枝および短肝静脈の先行処理が有用である可能性がある。
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