演題

OP-212-3

食道癌術前化学療法における好中球減少と治療効果および術後合併症との関連についての検討

[演者] 二宮 大和:1
[著者] 小澤 壯治:1, 小熊 潤也:1, 數野 暁人:1, 山崎 康:1, 中郡 聡夫:1, 貞廣 荘太郎:1, 安田 聖栄:1
1:東海大学消化器外科

食道癌に対する術前化学療法(NAC)における好中球減少と治療効果および術後合併症との関連について検討した。2009年7月から2014年7月の期間で胸部食道扁平上皮癌に対しNAC後手術を行った91例を対象とし、好中球減少群(N群)、非好中球減少群(non-N群)に分け化学療法の治療効果、生存期間及び術後合併症との関連を検討した。対象症例の平均年齢は64歳、男性75例、女性16例で、N群は17例、non-N群は74例であった。Clavien-Dindo分類 Grade IIIa以上の肺炎はN群5例(29%)、non-N群7例(10%)で、N群の発症率が高かった。NACの治療効果について、Grade Ib以上の奏効例がN群9例(39%)、non-N群6例(10%)で、N群に多かった。無再発生存期間はN群で高い傾向がみられた。本検討の結果から、NACによる好中球減少は、術後肺炎のリスクを増加させる可能性がある一方で、化学療法による治療効果および無再発生存に影響を及ぼす可能性が示唆された。
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