演題

OP-212-2

肥満関連因子が食道癌周術期合併症と予後に与える影響

[演者] 菊池 勇次:1
[著者] 竹内 裕也:1, 福田 和正:1, 中村 理恵子:1, 高橋 常浩:1, 和田 則仁:1, 川久保 博文:1, 才川 義朗:1, 大森 泰:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科

【背景】近年、検診の普及や内視鏡をはじめとする診断機器の進歩により食道癌の早期発見が可能となったため、肥満を有する食道癌患者は増加傾向にある。そこで、今回われわれは肥満関連因子が食道癌周術期合併症や予後に与える影響について検討した。【対象と方法】2008年1月から2014年3月までに当科で食道癌根治手術を行った215例を対象とした。内臓脂肪面積(VFA)と皮下脂肪面積(SFA)は臍レベルの術前CTをSYNAPSE VINCENT®で解析し、肥満関連因子と手術関連因子、周術期合併症および予後との関連について検討した。【結果】肥満関連因子は手術時間、術後CRP最高値、術後1日目のPaO2/FiO2 ratio、縫合不全やSSI発生率と相関関係を認めた。肥満関連因子と全生存期間および無再発生存期間には統計学的な有意差を認めなかった。【結論】肥満を有する食道癌患者は手術操作が困難なだけではなく、術後も注意深い周術期管理が必要である。
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