演題

OP-212-1

食道癌術後肺合併症のリスク評価に関するE-PASSの有用性

[演者] 兼清 信介:1
[著者] 西山 光郎:1, 北原 正博:1, 武田 茂:1, 吉野 茂文:1, 硲 彰一:1, 岡 正朗:2
1:山口大学消化器・腫瘍外科, 2:山口大学

【背景・目的】食道癌術後肺合併症に影響を与える因子についてRetrospectiveに検討した。【対象・方法】対象は胸部食道癌166例。臨床病理学的背景因子、周術期サイトカイン濃度(IL-6,IL-10)、E-PASSなどの予後予測スコアについて比較検討。【結果】肺合併症(合併症群)は43例(25.9%)に認めた。臨床病理学的背景因子では、男性、喫煙者、糖尿病あり、術前ALB低値、ICG15分値高値、24時間Ccr低値、%VC低下症例、開腹、手術時間・術中出血が多い症例で肺合併症が多かった。術後3日目 のIL-6が合併症群では高値であった。E-PASSの総合リスクスコア(CRS、カットオフ値1.0)が合併症群において高値であった(P=0.003)。多変量解析を行うと、CRSが独立した危険因子であった(HR:4.64,P=0.0312)。生存分析において、CRS高値症例は予後不良であった(P<0.0001)。【結語】E-PASSは食道癌手術における肺合併症のリスク評価と予後予測に有用と考えた。
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