演題

OP-211-6

ALTA注四段階注射法における薬物動態と有害事象ーICG蛍光法による可視化とlumogallion染色による検証

[演者] 山本 裕:1
[著者] 北川 雄光:2, 藤井 博史:3, 高津 章子:4, 元井 信:5, 家田 浩郎:6, 辻 順行:7, 山本 覚:8
1:山本醫院外科, 2:慶應義塾大学一般・消化器外科, 3:国立がん研究センター東病院, 4:産業技術総合研究所, 5:福山医師会臨床病理センター, 6:家田病院, 7:大腸肛門病センター高野病院外科, 8:福山大学

ALTA注は内痔核組織内に留まって薬理効果を発現することを前提に投与されているが、ICG蛍光法で可視化した注入薬液は、想定を越えて肛門周囲から臀部、陰嚢後面、膣壁、外性器、鼠径リンパ節等に認められた。症例報告されたALTA注後に発症した臀部蜂窩織炎の切除組織標本の検索では、HE染色でALTA注後に認められる膠原繊維や脂肪織の壊死組織像に近似した所見を認めた。さらに、Aluminumを選択的に染色し蛍光像として認める、lumogallion 染色を行うと、明らかな陽性所見を示し、臀部蜂窩織炎の発症にALTA注が直接関与していることが確認された。Ratの真皮に注入したALTA+ICG薬液は1時間後には、注入部皮膚に同心円状に組織固定した。また、ratの各組織標本のlumogallion染色では、脳、肺、心、腎、肝等に陽性所見を認めた。ALTA注四段階注射法における薬物動態と有害事象を解明することは、ALTA注治療のより安全で有効な治療法確立に有用であると考える。
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