演題

OP-211-5

高齢・ハイリスク直腸脱患者に対するALTA-Thiersch法の検討

[演者] 安部 達也:1
[著者] 鉢呂 芳一:1, 海老澤 良昭:1, 菱山 豊平:1, 國本 正雄:1
1:くにもと病院肛門科

【目的】ALTA-Thiersch法は、ALTA硬化療法で過長な直腸を硬化・短縮して、弛緩した肛門を伸縮性人工靭帯で縫縮する会陰術式であり、切除も吻合も不要なため手技が容易で出血や縫合不全の危険がない。今回、同法の治療成績を検討した。【方法】2005年10月から2014年5月にALTA-Thierschを行った63例(平均79歳、脱出長7cm)を対象とした。手術は仙骨硬膜外麻酔で行った。脱出腸管の粘膜下層にALTA注を多点法で注入し、浅外肛門括約筋の外側に人工靭帯(Leeds-Keio腸管補強用メッシュ)を環状に挿入し、肛門径が2.0〜2.5cmになるように縫縮した。【結果】手術時間は平均32 分で、ALTA投与量は29 mlであった。観察期間中央値 18 カ月で6例に再脱出を認め、5年再発率は21%であった。術後合併症は一過性の排便困難が11 例、創感染が4例であった。【結語】本法は安全かつ短時間に施行でき長期成績も比較的良好であり、超高齢者やハイリスク症例に適した術式である。
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