演題

OP-211-4

完全直腸脱に対する治療方針について

[演者] 山川 俊紀:1
[著者] 大下 和司:1, 東條 将久:1
1:香川県立白鳥病院外科

【はじめに】高齢化社会に伴い,直腸脱患者が増加している。直腸脱の治療は手術であり,会陰式と経腹式がある。前者は3割程度の再発率,後者には過大侵襲の欠点があり,高齢者では慎重な術式選択が必要である。【適応】①会陰手術後の再発例,②肛門からの脱出長が6cm以上,③若年者には,経腹手術(腹腔鏡手術)を選択。ただし,全身麻酔が不可能、会陰手術を希望すれば会陰手術を選択している。【症例】2008年4月以降直腸脱手術患者は20例、年齢は45~98歳,女性15名。経腹式12名,再発症例12名であった。【腹腔鏡手術】当初は4ポートを選択も,現在はReduced portで行っている。術式はMeshによるWell’s変法であったが,手術後に食道裂孔ヘルニア手術症例を経験し,仙骨に強固に癒着した直腸を確認後は、若年者には非吸収糸による直腸固定術を選択している。【まとめ】直腸脱に対する腹腔鏡下直腸固定術は,低侵襲性と根治性を兼ね備えた術式と思われる。
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