演題

OP-210-4

直腸癌前方切除後の排便機能に関するランダム化比較試験:high ligation versus low ligation

[演者] 松田 健司:1
[著者] 堀田 司:1, 瀧藤 克也:1, 横山 省三:1, 渡邊 高士:1, 三谷 泰之:1, 家田 淳司:1, 津村 亜矢子:1, 中森 幹人:1, 上野 昌樹:1, 尾島 敏康:1, 岡田 健一:1, 山上 裕機:1
1:和歌山県立医科大学第二外科

(背景):直腸癌前方切除後の排便障害は高頻度に認める。(目的)下腸間膜動脈(IMA)の切離レベルにより排便機能改善がなされるか否かをランダム化比較試験で評価した。(方法)low ligation(L群)がhigh ligation(H群)に比べて、28%の排便機能が改善するとの仮説を基に、2008年から2011年の直腸癌前方切除施行の100名をH群とL群にランダムに割り付けた。1次評価項目は自己評価による排便機能。2次評価項目は縫合不全率。(結果)H群に51例、L群に49例が割り付けられた。術後3ヵ月の自己排便評価で良好であったものは、L群で46%、H群で41%と、L群の優越性を示すことはできなかった(p=0.630)。症候性縫合不全はL群で10.2%、H群に15.7%で両群間に有意差を認めなかった(p=0.415)。H群に進行したStageが多かった(p=0.046)。(結語)IMAの切離レベルにて直腸癌術後の排便機能を改善することは証明できなかった。
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