演題

OP-210-3

直腸癌術前化学放射線療法における骨格筋量測定の意義

[演者] 藤川 裕之:1
[著者] 井上 靖浩:1, 浦谷 亮:1, 沖 哲:1, 奥川 喜永:1, 廣 純一郎:1, 三枝 晋:1, 問山 裕二:1, 小林 美奈子:2, 大井 正貴:2, 荒木 俊光:1, 田中 光司:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科, 2:三重大学先端的外科技術開発学

【背景】骨格筋減少は悪性腫瘍における生命予後や化学療法の有害事象、術後感染性合併症などの予測因子として報告されている。【目的】直腸癌において術前化学放射線療法(nCRT)が骨格筋量に与える影響、ならびに骨格筋量と手術部感染症(SSI)との関連を検討する。【対象と方法】nCRT前後のCTが確認された74例を対象とした。骨格筋量の指標として第4腰椎の高さの腸腰筋横断総面積(TPA)をCTで測量し検討した。【結果】nCRT前後のTPAの変化率は平均100.1%であり、SSIとは関連を認めなかった。男性でnCRT前と後のTPAはorgan/space SSI発生群において非発生群よりも有意に高値であり、BMI、手術時間と正の相関を認めた。【結論】骨格筋減少はnCRT前後で大きく変化せずSSIの危険因子とはならなかった。SSI症例で骨格筋量はむしろ高値であったが、手術難度を示す因子と関連していることが原因と考えられた。
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