演題

OP-208-7

前縦隔腫瘍に対する陽圧気胸下での完全胸腔鏡腫瘍切除術の検討

[演者] 森野 茂行:1
[著者] 辻 博治:1, 田川 努:1
1:国立病院長崎医療センター呼吸器外科

【目的】前縦隔腫瘍に対して胸腔鏡手術が行われるようになってきているが、これまで術中の視野が良好に得られないことが、完全鏡視下手術での完遂率を低下させていた。今回、前縦隔腫瘍に対し炭酸ガス送気装置を用い、陽圧気胸下に胸腔鏡腫瘍切除術を行った症例について検討した。【対象・方法】2013年4月より2014年6月までに9例の前縦隔腫瘍に対し、7-8 mmHgの陽圧気胸下での完全胸腔鏡腫瘍切除術を行った。年齢は49~70歳(平均63歳)、性別は男性4例、女性5例。診断は胸腺腫4例、 胸腺嚢胞3例、嚢胞性胸腺腫1例、胸腺石灰化1例。腫瘍径は28~60mm( 平均30mm)であった。 【結果】手術時間は72~195分 (平均97分)、出血量は2~20mL (平均 6mL) であった。術後在院日数は3~8日(平均5日)で、全例術後合併症を認めなかった。【結論】前縦隔腫瘍に対する陽圧気胸下での完全胸腔鏡腫瘍切除術は、視野は良好であり、鉗子操作も問題なく有用な方法と考えられた。
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