演題

OP-208-6

前縦隔腫瘤に対し、左側アプローチでの気胸併用胸腔鏡下胸腺摘出術

[演者] 深澤 基児:1
1:川崎幸病院呼吸器外科

前縦隔腫瘤の多くは胸腺腫であり、近年画像診断の向上もあって、腫瘍の浸潤の有無を術前診断が可能になってきた。非浸潤性と診断された胸腺腫は外科的胸腺摘出が原則である。近年胸腔鏡の普及により、胸骨縦切開によるアプローチの他、胸腔鏡手術も選択されるようになった。しかし前縦隔の術野展開は容易ではなく、とくに左腕頭静脈頭側背側の操作は左胸腔からのアプローチでは困難で通常右胸腔アプローチが行われる。ただし、腫瘤が左側縦隔胸膜に突出するような前縦隔腫瘤に対しては、右胸腔アプローチでは左側縦隔胸膜が合併切除され対側開胸となる。縦隔内に限局する腫瘍性病変を両側開胸することにより、胸腔全体に播種させる危険性もある。今回我々は左側胸腔に突出する非浸潤性前縦隔腫瘤2例に対し、胸腺摘除術を気胸併用下に胸腔鏡で施行し、術中良好な視野の展開を得られたので報告する。
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