演題

OP-208-4

多発肺嚢胞に対するソフト凝固を用いた焼灼術の有用性に関する検討

[演者] 溝口 聡:1
[著者] 持永 浩史:1, 小畑 智裕:1, 下山 孝一郎:1, 赤嶺 晋治:1
1:大分県立病院呼吸器外科

【背景】多発肺嚢胞に伴う気胸は完全切除が困難で再発気胸をきたすことがある.【対象と方法】2009年4月から2014年3月までの5年間で,複数の肺葉にわたって発生した多発肺嚢胞に対し,ソフト凝固(VIO system)を用いて焼灼を行った17症例(同一症例・2側手術が1例あり)について検討した.【結果】症例は全例男性で年齢は24歳~80歳,術式は焼灼のみが4例でその他切除,縫縮を組み合わせて行った.術後合併症としては肺胞瘻の遷延が2例,再膨張性肺水腫が1例,術後に手術側に再発した症例は2例であった。【考察】術後肺胞瘻の遷延の2例は気腫性変化の強い気胸術後経過としては許容範囲内であった.術後再発の2例は切除後の肺膨張に伴い発生したものと,新たに発生した肺嚢胞の破綻が原因と思われた.【結語】多発肺嚢胞に対するソフト凝固焼灼術は簡便で安全に施行できる術式であるが,さらなる症例の蓄積により再発を含めた長期成績の検討が必要と思われた.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版