演題

OP-208-3

巨大気腫性肺嚢胞症の手術症例の検討

[演者] 齋藤 大輔:1
[著者] 松本 勲:1, 吉田 周平:1, 高田 宗尚:1, 田村 昌也:1
1:金沢大学心肺・総合外科

【はじめに】巨大気腫性肺嚢胞症(GEB)は、増大した嚢胞により呼吸循環障害を生じる.治療は基本的に外科的切除である.しかし,長期間虚脱した肺を拡張すると再膨張性肺水腫(RPE)の発症の危険性があり,注意が必要である.【目的】GEB手術症例において,臨床像,呼吸機能の推移,術後合併症について検討.【対象】2000年1月~2014年8月に当科で手術したGEB 13例.【結果】男:女は10:3.平均年齢46.6歳.自覚症状は5例でH-J II度以上の呼吸困難あり.6例で嚢胞が一側胸郭の1/2以上を占めた.5例に縦隔偏移.両側症例が2例,ともに二期的手術.全例嚢胞切除を施行.高度縦隔偏移を認めた1例にRPEの発症あり.平均ドレーン留置期間は3.79日,術後気漏に対し胸膜癒着を4例施行.一秒率は術前63.9%→術後79.7%と有意な上昇を認めた.【結語】GEBは嚢胞切除により閉塞性肺障害の改善を期待できる.ただ,遷延気漏やRPEの発症を念頭に術後管理を行う必要がある.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版