演題

OP-207-3

原発性自然気胸初回手術例における術後再発危険因子の臨床病理学的検討

[演者] 太田 英樹:1
[著者] 河合 秀樹:1, 藤嶋 悟志:1
1:秋田赤十字病院呼吸器外科

【目的】原発性自然気胸術後再発の危険因子を検討した.【方法と対象】過去5年間に当科で手術した50歳未満の原発性自然気胸初回手術82例87側を対象とした.手術は自動縫合器を用いた胸腔鏡下肺切除術とPGAシートによる断端被覆を行った.CTでブラを孤立性,集簇性,検出不能に分類し,病理学的にブラ周囲の肺胞を検討した.【結果】男性75例,25歳未満52例,喫煙者37例,両側気胸18例.術後再発は12側(13.8%)で,再手術した10側は切除断端近傍の新生ブラが再発の原因であった.CTでは孤立性22側,集簇性47側,検出不能18側に分類され,ブラの局在は肺尖部78側,その他9側であった.病理検索でブラ周囲に肺胞管拡張を認めた26側は肺尖部ブラであり,21側はCTで集簇性を示した.多変量解析では肺胞管拡張が術後再発の危険因子であった(P<0.001).術後再発12側中10側に肺胞管拡張が認められた.【結論】肺胞管拡張例の多くは肺尖部集簇性ブラであり,本検討の術式では術後再発率が高い.
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