演題

OP-206-5

Ⅰ期肺癌における脈管侵襲を基準とした術後補助療法の意義についての検討—中部肺癌手術研究会多施設共同後ろ向き調査より—

[演者] 近藤 竜一:1
[著者] 棚橋 雅幸:2, 栃井 祥子:3, 重光 希公生:4, 玉里 滋幸:5, 伊藤 志門:6, 森山 悟:7, 太田 伸一郎:8, 藤永 卓司:9, 江口 隆:10, 丹羽 宏:2
1:国立病院まつもと医療センター中信松本病院呼吸器外科, 2:聖隷三方原病院呼吸器センター外科, 3:藤田保健衛生大学呼吸器外科, 4:大垣市民病院外科, 5:静岡市立静岡病院呼吸器外科, 6:名古屋第二赤十字病院外科, 7:名古屋市立大学呼吸器外科, 8:静岡県立総合病院呼吸器外科, 9:国立病院長良医療センター, 10:信州大学呼吸器外科

【目的】後ろ向きに多施設共同研究でⅠ期肺癌脈管侵襲陰性例・陽性例の術後補助療法有無別予後を比較検討した。 【方法】病理病期Ⅰ期症例を対象とし脈管侵襲有無別に術後補助療法の有無と予後との関連性を検討した。【結果】中部5県27施設から、Ⅰ期肺癌脈管侵襲陰性1039例・陽性596例が登録された。脈管侵襲陰性・補助療法施行は241例、非施行は798例、脈管侵襲陽性・補助療法施行は217例、非施行は379例であった。脈管侵襲陰性例の11%・陽性例の28%に再発を認めた。術後補助療法有無別の5年生存率は、脈管侵襲陰性例では補助療法あり88%、なし89%、脈管侵襲陽性例では補助療法あり77%、なし73%で共に差を認めなかった。しかしサブ解析では脈管侵襲陽性例において腫瘍径3cm超、胸膜浸潤陽性、高分化癌で補助療施行群が有意に予後良好であった。一方脈管侵襲陰性例では、腫瘍径3cm超で補助療法施行例が予後良好であった。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版