演題

OP-206-4

肺癌におけるEMT関連遺伝子Brachyury発現のリンパ節転移への関与とその意義

[演者] 島松 晋一郎:1
[著者] 岡本 龍郎:1, 波呂 祥:2, 桂 正和:1, 高田 和樹:1, 鈴木 雄三:1, 藤下 卓才:1, 北原 大和:1, 諸富 洋介:1, 田川 哲三:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学大学院消化器・総合外科, 2:北九州市立医療センター呼吸器外科

【背景】Brachyury遺伝子は発生段階のEMTに関与する転写調節因子である。以前、肺癌におけるBrachyuryの高発現はリンパ節転移と関係した予後不良因子であることを報告した。今回、肺癌のリンパ節転移巣におけるBrachyury発現の意義について検討した。【対象と方法】手術をしたリンパ節転移陽性の肺癌症例115例を対象とし、原発巣とその転移リンパ節におけるBrachyury発現を免疫染色にて検討した。【結果】転移リンパ節でのBrachyury発現は原発巣よりも高く (p=0.017)、発現差の大きい症例は、小さい症例に比べ予後不良であった(p=0.0148)。転移リンパ節におけるBrachyury高発現症例は低発現症例と比較し、予後不良であった(p=0.0232)。【考察】肺癌においてBrachyuryはリンパ節転移の過程で高発現となり、さらなる転移・進展能を獲得することが示唆された。
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