演題

OP-206-1

肺癌切除術における気管支断端陽性例に対する放射線照射の効果は限定的である

[演者] 田中 司玄文:1
[著者] 吉田 武史:1, 小峯 知佳:1, 渡辺 裕:1, 木村 慎太郎:1, 平方 智子:1, 岡田 朗子:1, 家田 敬輔:1, 諸原 浩二:1, 和田 渉:1, 大澤 秀信:1, 片山 和久:1, 鈴木 秀樹:1, 保田 尚邦:1, 茂木 晃:2, 桑野 博行:2
1:伊勢崎市民病院外科, 2:群馬大学病態総合外科

肺癌手術では、肉眼的に完全切除と判断しても切除標本で気管支断端陽性と判明する場合がある。気管支断端陽性症例における術後放射線療法の意義について検討した。【対象】原発性肺癌手術688例中、気管支断端陽性例32例を対象とした。術後照射群13例と非照射群19例とを比較した。気管支断端の腫瘍残存は部位と範囲で評価。【結果】両群の組織型は照射群で扁平上皮癌が高率だった。病理病期は両群とも進行癌が多かった。術後再発は照射群:9例(69.2%)、非照射群:16例(84.2%)で有意差なし。再発部位は両群とも再発形式は大部分が断端以外であった。気管支断端の腫瘍残存は部位・範囲とも再発の有無との間に一定の傾向はなかった。【考察・結語】断端陽性例は進行癌が多く放射線照射の有無にかかわらず再発形式は断端以外が多かった。断端の病理組織所見で断端再発を予見することは困難で、術後放射線照射の効果は限定的であることが示唆された。
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