演題

OP-205-4

小型肺腺癌のTumor disappearance ratioから肺癌予後予測は可能か?—IASLC/ATS/ERSコンセンサスレポートを踏まえて—

[演者] 後藤 達哉:1
[著者] 岡田 英:1, 青木 正:1, 吉谷 克雄:1
1:新潟県立がんセンター新潟病院呼吸器外科

【目的】Tumor disappearance ratio(TDR)とIASLC/ATS/ERSコンセンサスレポートの相関性、それらを踏まえて予後を反映する指標となりうるかを明らかにする。【対象と方法】2008年4月から1年間の小型肺腺癌を対象とし、臨床病理学的因子との相関と予後・再発を検討した。【結果】対象は59例。MIA 5例、LPA 20例、APA 18例、PPA 9例、SPA 5例、invasive mucinous adenocarcinoma 2例。臨床的にはTDRのみに相関を認め、ROC曲線を元にMIA/LPA、APA/PPA/SPAと分割したが、予後・再発に有意差を認めなかった。病理相関因子を元に分割したMIA、LPA/APA/PPA、SPAでは予後・再発に有意差を認めた。【まとめ】TDRとコンセンサスレポートはよく相関し、それぞれよく予後を反映していたが、LPAは臨床的にMIAに近く、予後的にはAPA/PPAに近かった。【結語】TDRのみでは、より早期の小型肺腺癌の予測はできず、予後の判定には病理診断を加味することが必要と考えられた。
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