演題

OP-204-7

非小細胞肺癌に対する術前導入療法後の右肺全摘についての安全性の検討

[演者] 山口 正史:1
[著者] 島松 晋一郎:1, 吉田 月久:1, 豊川 剛二:1, 野崎 要:1, 平井 文彦:1, 瀬戸 貴司:1, 竹之山 光広:1, 一瀬 幸人:1
1:国立病院九州がんセンター呼吸器科部

【背景】非小細胞肺癌症例に対する術前導入療法後の右肺全摘は合併症率の高さから適応とするべきではないとされる。【目的】術前導入療法後の肺全摘術症例を後方視的に検討した。【症例と方法】2000年から2013年に術前導入療法後に肺全摘術を施行した48例を検討した。【結果】男36例、女12例、平均年齢は59 (34-72)歳、臨床病期はI/II/IIIA IIIB/IV期が各1/3/28/10/6例で、腺癌/扁平上皮癌/その他が各25/14/9例であった。術前に化学療法が6例に、化学放射線同時併用療法を42例に施行し、右肺全摘を25例、左肺全摘を23例に施行した。術後膿胸が右側/左側各3例/2例に認められ、右肺全摘術後1例に間質性肺炎による90日死亡が認められた。右側について中央生存期間は51.9 ヵ月、5年生存率は49.6%で、左側は中央値に到達せず、5年生存率は63.4%で統計学的な差異は認めなかった。【結語】腫瘍学的に適応がある場合には、右肺全摘術も検討する余地があるものと考える。
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