演題

OP-204-4

局所進行非小細胞肺癌に対する術前高線量化学放射線療法の効果

[演者] 樋田 泰浩:1
[著者] 加賀 基知三:1, 本間 直健:1, 道免 寛充:1, 八木 優樹:1, 椎谷 洋彦:1, 松居 喜郎:1
1:北海道大学循環器・呼吸器外科

導入化学放射線療法(CRT)の至適照射線量は定まっていない.40Gy以下の低線量群(LRT)と50Gyの高線量群(HRT)を比較して線量の影響を検討した. 60Gy以上の根治的CRT後の肺切除群(DRT)も検討した.【対象】1997-2014年に術前治療後に肺切除30例中CRTは23例であった.適宜,気管支断端を肋間筋か大網で被覆した.【結果】手術関連死亡,気管支断端瘻は無かった.LRT群/HRT群(n, 7/6)の比較では,手術時間(352/351分),出血量(440/345ml),術後合併症(86/50%),術後在院日数(27/20日)は同等であった.HRT群で組織学的治療効果と完全切除率(43/100%)が高かった.DRT群で手術時間(509分)と出血量(513ml)が増加したが,術後成績は同等であった.術後1年/3年生存率(%)はLRT群,71/14,HRT群,83/50,DRT群,86/43であった.【結語】導入CRTの高照射線量化は合併症や侵襲を増加させず,局所制御と生存率を改善する可能性が示唆された.気管支断端瘻は予防可能である.
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