演題

OP-203-6

脳血管障害の既往は肺癌治療に影響するか

[演者] 宮脇 美千代:1
[著者] 安部 美幸:1, 内匠 陽平:1, 橋本 崇史:1, 末廣 修治:1, 小副川 敦:1, 杉尾 賢二:1
1:大分大学呼吸器・乳腺外科

[背景]脳血管障害の既往が肺癌手術周術期、予後に与える影響について検討した。[対象・方法]2006年から2014年までに既往に脳血管障害をもつ肺癌切除19例に関して検討した。[結果]19例の内訳は脳梗塞16例、脳出血後遺症3例。脳梗塞症例16人全てが抗凝固剤の投与を受けていた。年齢は中央値73歳で3例が女性で16例が男性。術前のPSはPS0:8, PS1:7, PS2:4で、1例のみ術後PSが低下した。併存疾患は高血圧11例、糖尿病5例、高脂血症4例、虚血性心疾患2例、心房細動1例で、14例に喫煙歴があり平均Pack-Yearは56だった。麻痺は9例に認めたが術後ADLの低下は認めなかった。消極的縮小手術は2例で、肺葉切除はND2a-2が行われた。術後合併症は9人(47.3%)に認め、そのうち肺炎は2例(10.5%)であった。PSの違いにより5年生存率の差は認めなかった。またpIA期の5年生存率は100%と良好であった。[結語]脳血管障害の既往のある症例も根治術の適応となりうる。
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