演題

OP-203-1

遊離心膜周囲脂肪組織による気管支断端被覆の有用性

[演者] 松岡 勝成:1
[著者] 伊藤 温志:1, 村田 祥武:1, 坂根 理司:1, 渡辺 梨砂:1, 今西 直子:1, 松岡 隆久:1, 長井 信二郎:1, 植田 允宏:1, 宮本 好博:1
1:国立病院姫路医療センター呼吸器外科

【背景】術後気管支断端瘻予防として遊離心膜周囲脂肪組織(FPF)を気管支断端被覆に使用しており、その有効性を検討した。【対象】2009年から2013年までに区切以上の切除を行った肺癌1342例中、気管支形成36例を除いた1306例。【結果】46例にFPFでの気管支断端被覆を行っていた。術後気管支断端瘻は5例(0.38%)に認め(右下切後4例、左全摘後1例)、5例とも気管支断端被覆を行っていない症例であった。FPF被覆例の術後CTでは、術後半年から2年程度は縮小しながらも気管支断端周囲に脂肪濃度の陰影が持続していた。【考察】FPF被覆例では術後気管支断端瘻を認めなかった。FPFは術後半年~2年程度の間は脂肪濃度の陰影として確認でき、壊死を起こさずに生存しているものと思われた。FPFにより創傷治癒に必要な湿潤環境の維持や創部の密封・保護が可能となり、気管支断端の創傷治癒に有利に働いていると思われ、気管支断端の被覆材として有用であると考えられた。
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