演題

OP-202-7

大腸癌細胞由来の末梢血液中miR-203はマクロファージをM2分化させて転移再発を促進する

[演者] 高野 裕樹:1
[著者] 齋藤 衆子:1, 南原 翔:1, 小松 久晃:1, 崎村 正太郎:1, 平田 秀成:1, 上田 正射:1, 内 龍太郎:1, 新田 吉陽:1, 井口 友宏:1, 江口 英利:1, 杉町 圭史:1, 矢永 勝彦:2, 三森 功士:1
1:九州大学病院別府病院外科, 2:東京慈恵会医科大学消化器外科

背景:転移再発の機序解明は癌の予後改善に重要である。microRNA (miR)はgeneの発現などを調節することが知られ、大腸癌における転移・再発の制御する役割を担うことが想定される。対象と方法:担癌患者から骨髄を採取し、MACS/FACSで各分画に分離し、RNA/DNAを抽出し、miRアレイ、遺伝子発現アレイを施行した。また癌細胞株とマクロファージ細胞株の共培養を行った。結果:CD14(+)細胞分画とEpCAM(+)CD45(-)細胞分画の遺伝子発現に有意差のある遺伝子群を同定し、GSEAで転移群の両分画において有意差のあるgene setを同定。microRNAアレイでEpCAM(+)CD45(-)細胞分画のmiRに有意な上昇を認めた。細胞株の共培養で、M2へ分化した。考察:癌細胞と宿主細胞でシグナル交換によりmiRの発現が変化することにより、宿主細胞が変化し、転移に寄与すると考えられる。癌細胞と宿主細胞とのmiR-遺伝子を解明することがbiomakerや治療標的の同定のために重要と考えられる。
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