演題

OP-202-6

大腸癌細胞においてProkineticin2因子はリンパ管新生を誘導し、リンパ管侵襲及びリンパ節転移を増強する

[演者] 成瀬 貴之:1
[著者] 五井 孝憲:1, 呉林 秀崇:1, 木村 洋平:1, 藤本 大裕:1, 森川 充洋:1, 小練 研司:1, 村上 真:1, 廣野 靖夫:1, 飯田 敦:1, 山口 明夫:1
1:福井大学第一外科

【背景】Prokineticin2(PROK2)因子とリンパ管新生との関連性を検討した。【方法】1.正常ヒト皮膚リンパ管内皮細胞にPROK2蛋白を加え増殖能を検討。2.当科で摘出された大腸癌組織109例で PROK2 mRNA発現の有無を確認し、病理学的リンパ管侵襲及びリンパ節転移との関係をχ2検定で検討した。3. 2の症例で抗D2-40抗体を用いた免疫組織化学染色を行い、PROK2 mRNA発現の有無とリンパ管数との関係をχ2検定で検討した。【結果】1. PROK2蛋白の刺激により約2.5倍のリンパ管内皮細胞数が増加した。2. PROK2 mRNAが発現している大腸癌は非発現群と比較して有意にリンパ管侵襲が高度であり、リンパ節転移陽性の割合も高かった。3. 大腸癌摘出標本において、 PROK2 mRNA 発現症例では非発現症例と比較して約2倍のリンパ管数増加を認めた。【結語】PROK2はリンパ管新生を誘導し、リンパ管侵襲・リンパ節転移に関与することが示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版